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16種並ぶ冷たいアート
ショーケースをのぞき込むと、ジェラートというより抽象画のようだった。チョコレートソースが線を描き、キャラメル色が渦を巻く。16種類のジェラートが、ひんやりと光っている。
どれも新鮮さが伝わってきて、迷う。迷ったすえ、コーンでミルクチョコレートとカシスソルベ、カップできび糖みるくとフレッシュいちごを選んだ。
ミルクチョコレートは、あとからビター感が広がる大人っぽい味。その直後に食べたカシスソルベは酸味が鮮やかで、口の中を一気に切り替えた。手作りコーンのザクッとした食感も楽しい。
きび糖みるくは、やさしい甘さ。ミルクのコクを感じるのに後味が軽い。フレッシュいちごは、榛名山麓の西山いちご園から朝採ってきたイチゴを使って作る。「半分以上、イチゴですよ」と店長の田中誠彦さん。果実をそのまま凍らせたような濃さで、甘味より先に果肉感が来る。
ジェラートはマイナス7度で作り、空気を閉じ込めるためマイナス30度で急速冷凍。その後、マイナス12度のショーケースで提供する。口どけはなめらかで優しい。温度管理はジェラートを美味しくする重要なカギだ。
イタリアンのシェフを経て、ジェラート職人になった田中さん。「目標は美味しいジェラートを作ること」。シンプルな言葉だが、ショーケースを見れば、その思いが伝わってくる。


SPOONジェラート&焼菓子
住所/高崎市菅谷町1243の10
営業/12時~18時(夏時間)
休日/不定休

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