バレーボールに続きソフトテニスも!高崎【2年ぶり6度目】高崎女子【5年ぶり4度目】総体で県制覇。次なる目標はインハイ出場 2026年06月05日号

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春の高校総体ソフトテニス団体戦で、男子は高崎高校(以下、高高)、女子は高崎女子高校(以下、高女)が優勝。限られた時間の中で勉強と競技を高いレベルで両立しながら頂点をつかんだ選手たち。大会を振り返るとともに、それぞれの強みや課題、そしてインターハイ予選への思いを聞いた。

目次

高崎高校

「子どものころから一緒に練習した仲間もいる。インハイ予選でも優勝しよう」と高女にエールを送る高高メンバー

最終戦粘ってつかんだ優勝

 決勝戦の相手は、昨年の総体王者・農大二高。接戦にもつれ込む熱戦を制し、頂点に立った。
 ソフトテニスの試合は3対戦形式。第1対戦と第2対戦が並行して進む。勝算の高かった第2対戦の敗戦を隣のコートで戦っていた第1対戦のペアも感じ取った。「負けられない」という思いで戦い、勝利をもぎ取った。
 一勝一敗で迎えた第3対戦は、何度もデュースが続く大接戦に。苦しい場面でも明るい声を掛け合いながらプレーを続ける仲間の姿を見て斉藤慧伸キャプテンは「表情が良かった。勝てると確信した」という。最後まで攻め抜く粘りで王者の座を引き寄せた。

データ分析で練習見直す

 今回の勝利を支えたのは、技術力だけでなく、高高らしい頭脳を使った「分析力」だ。総体の約1カ月前、栃木県の強豪校と練習試合を実施。終了後、部員全員で自分たちの強みと弱みを徹底的に洗い出した。分析の結果、浮かび上がったのは「攻めの単調さ」。そこで「練習メニューを再構築し、前衛と後衛が連動しながら相手を揺さぶる『2人のテニス』を磨きました」と顧問の萩野谷悠吏先生は語る。
 平日の練習時間は、わずか1時間半~2時間。私立の強豪校に比べると圧倒的に短い。それでも知恵を絞り、限られた時間で最大限の成果を追求。その積み重ねが技術と判断力を向上させた。今まで勝ちきれず、課題のひとつにあげていた第3対戦が、今回は見事に勝利を決定づけた。

部員全員でワンチーム

 「一番の勝因はワンチームで戦ったこと」と斉藤大介部長。大きな声援、前向きな声掛けによる応援は「チームの誇りであり、大きな励み」と胸を張る。
 総体前、部員たちは「関東行きを決めたらコートに立つ8人だけでなく、応援を含めた全員が関東出場選手」という言葉を共有した。この思いは、これから迎えるインターハイ予選でも同じだ。「出場を決めれば全員がインハイ選手」、この言葉を胸に、全国に向けた挑戦へ歩みを進める。

左から萩野谷先生、斉藤大介さん、斉藤慧伸さん

高崎女子高校

「勉強との両立は大変ですが、お互い頑張ってインターハイを目指そう」と高高に呼び掛ける高女メンバー

最終戦で示した挑戦者の強さ

 秋の新人戦で大敗を喫した強豪・健大高崎。それが決勝リーグ最終戦の相手だった。「実力差が縮んだか開いたか、確認するつもりで挑戦者として挑もう」という顧問・本木洋帆先生の言葉を胸にコートに向かった。
 高高と同じく、一勝一敗で迎えた第3対戦。ファイナルゲームでリードしながら追いつかれる苦しい展開となった。それでも前衛の茂野雫部長は「思い切って前に出て、抜かれても引きずらずに次の一本に集中できた」と振り返る。挑む姿勢を崩さなかった結果、「差」は縮まるどころか追い越す形で勝利をつかみ取った。
 「印象的だったのは、選手たちの伸び伸びとしたプレー」と本木先生。茂野部長は「格上の相手だからこそ緊張しなかった」と表情を緩ませる。

少人数ならではの結束力

 「柔軟に新しいことへ挑戦できる選手が多い」と今のチームを評する本木先生。総体へ向けて、サーブ強化に重点を置いた。さらに前衛はハイボレーとスマッシュ、後衛はコースの打ち分けや角度を意識した練習を徹底した。
 部員は17人。大所帯ではないがゆえに結束力が強く、少数意見を丁寧に拾うことができる。ペアを固定せず、多様に組み合わせることで実戦経験を積んだことも、対応力につながった。特定のメンバーだけに頼らない、全員で戦う一体感は高女の強みだ。「応援席へ視線を送ることで気持ちを落ち着かせていた」と茂野部長。コート外から飛ぶ前向きな応援が、苦しい場面で選手たちを支えた。

ゼロスタートで次の頂点へ

 今、視線の先にあるのは、インターハイ予選。「優勝して受け身になるのではなく、チャレンジャーとして戦いたい」と茂野部長は力を込める。支えてくれた仲間、家族、指導者、応援に駆けつけてくれた先生方への感謝を結果で示したいという。
 一方「結果だけにこだわるのではなく、一戦一戦をやり切ること。その積み重ねで頂点へ上り詰めたい」と地に足の着いた姿勢で先を見据える。
 挑戦者としてつかんだ県総体優勝。この経験を力に変え、再び頂点を目指す。

左から本木先生、茂野さん

■取材協力
高崎女子高校 ☎027・362・2585
高崎高校 ☎027・324・0074

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