大河ドラマで再び注目 倉渕に眠る幕臣・小栗上野介
2027年NHK大河ドラマ「逆賊の幕臣」の主人公として描かれる小栗上野介忠順。幕末の動乱期に外国奉行や勘定奉行など幕府の要職を歴任し、横須賀製鉄所(造船所)の建設をはじめ、日本の近代化に大きな足跡を残した人物だ。
小栗が晩年を過ごし、最期を迎えたのが高崎市倉渕町。現在も墓所や終焉の地など、ゆかりの場所が残されている。大河ドラマは来年1月10日に放送開始予定。注目が集まる今、その波乱の生涯をたどってみたい。
海を渡って見た未来横須賀製鉄所建設へ
1860年、遣米使節の目付として海を渡った小栗は、アメリカで近代的な工業や技術を目の当たりにした。帰国後はその経験を生かし、日本の近代化に向けた改革を進めていく。
代表的な功績が横須賀製鉄所の建設だ。フランスの技術を取り入れて整備された施設は、その後の造船業や日本の工業化を支える基盤となった。幕末の激動期に、近代国家の姿を見据えていたのである。
時代に翻弄された悲劇の最期
しかし、時代の大きな転換は小栗に過酷な運命をもたらした。1868年、幕府の役職を退き、領地だった上野国権田村(現在の高崎市倉渕町権田)に移り住む。
ところが間もなく、新政府軍から「反逆の企て」があるとされて身柄を拘束され、倉渕町水沼の烏川河原で斬首された。日本の近代化に力を注いだ生涯は、山あいの地で突然幕を閉じた。
東善寺で小栗の足跡をたどる
小栗上野介ゆかりの地を訪れるなら、倉渕町権田の東善寺へ。境内には小栗父子や家臣らの墓があり、裏山には小栗の本墓も残されている。
「小栗公遺品館」には貴重な遺品や資料を展示。静かな山里でその歩みをたどれば、歴史上の人物だけではない、一人の人間としての小栗の姿も感じられそうだ。

歴史散策の後は「海軍カレー」
歴史に触れた後は、倉渕町川浦の「はまゆう山荘」へ。小栗ゆかりの横須賀市との交流から「横須賀市民休養村」として誕生した施設で、現在もその縁を感じられる。
ランチタイムには、横須賀認定の「海軍カレーセット」を提供。横須賀の歴史を感じる一皿を倉渕で味わえるのも、小栗が結んだ縁ならでは。

温泉で歴史旅の疲れを癒す
食事の後は、はまゆう山荘自慢の温泉でひと休み。敷地内から湧く自家源泉は、鉄分を豊富に含む「ガンテツセン」で、濃い茶褐色の湯が特徴だ。
大河ドラマの放送を前に注目を集める小栗上野介と倉渕。歴史に思いをはせ、海軍カレーを味わい、温泉でくつろぐ。秋の一日、幕末の歴史ロマンを訪ねてみては。

小栗上野介ゆかりの温泉宿 はまゆう山荘
高崎市倉渕町川浦27-80 高崎駅から無料送迎!
予約・お問い合わせ 027-378-2333
受付時間 10:00 〜 19:00
https://www.hamayu.org/
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