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手作り満ちる珈琲店
吉井町の大通り沿い、扉を開けるとコーヒー豆の香りが漂ってくる。ここで味わいたいのは店主こだわりのコーヒーとサンドイッチのコラボレーションだ。
BLTEサンドは、厚切りベーコン、レタス、トマト、茹で卵がたっぷり。大きな口でかぶりつくと、ベーコンのうまみ、野菜のみずみずしさ、卵のまろやかさが重なる。味の決め手は自家製ピクルス。マヨネーズを使わず、爽やかな酸味でまとめているため、具だくさんでも重たくならない。
チーズホットドッグは、ハード系のパンから大きくはみ出すソーセージが主役。皮が弾け、肉のうまみとチーズのこくが広がる。合わせたのは自家焙煎のメルセデスピンクブルボン。「乳酸発酵している豆なので、ヨーグルトのような余韻を味わえますよ」と店主の新井政光さん。確かに爽やかな酸味が魅力的だ。
デザートにいただいたベイクドチーズケーキはしっとり濃厚。これに合わせたのはホットのブリューマンブレンド。雑味のない深煎りで、甘さの余韻をきれいに受け止める。能登・珠州焼の素焼きコーヒーカップも雰囲気がある。
新井さんは30年間、ポカリスエットを製造する高崎工場でラインオペレーターを務めた。前職で培った品質管理の知識を生かし、2024年に開業した。豆の状態、抽出、仕込みの手順まで細かく目を配る。「焙煎は奥が深い。日々考えながら豆を焼いています」。既製品は極力使わず、チーズケーキに添えられたイチゴジャムまで手作り。手間を惜しまない姿勢が店の味を支えている。


アルコバレーノコーヒーロースタリー
住所/高崎市吉井町池9の10
営業/11時~23時
休日/水曜、隔週火曜

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