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紫に変わる健康トースト
厚切りトーストが2枚、皿に並ぶ。一つは鮮やかな紫色、もう一つは黒色。紫色のパンは、熱を加えると色づき、冷めると白っぽく戻るという。サラダと野菜たっぷりのスープ、コーヒーが添えられた「彩りトーストセット」は、見た目のインパクトも十分だ。
まずは紫色のトーストを頬張る。表面はこんがり焼けているが、中はむっちりとした食感。ふわふわ軽い食パンとは違い、しっかり噛み応えがあり、甘みがじんわり広がる、食事パンらしい満足感がある。
紫色の秘密は黒クコにある。中国では「不老長寿の実」として知られ、それを使った秘伝のタレを入れて焼くことで、インシュリンの分泌を促し、太りにくいパンを開発したという。
仕掛け人は会長の那須万ゆ弥さん。健康食品の製造販売に30年間携わってきた。その原点には、40歳で糖尿病を発症し73歳で亡くなった夫の存在がある。「パン好きだった夫を思い、血糖値が上がりにくく、体にやさしいパンを作りたかった」と振り返る。
黒いパンには栃木に伝わる野州麻炭を使う。炭にはデトックス効果があり、特に麻炭は竹炭の1・6倍の効果があるという。そんな話を聞きながら味わうと、一口ごとにありがたみが増してくる。ダイエット中でもこのパンならいいだろう。自分へのご褒美にしたくなる一皿だった。


孫太郎むらさき
住所/高崎市上中居町1705
電話/027・395・0702
営業/10時~18時
休日/月曜

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