ワインに合うパン40種 ル・パン観音山
市街地から和田橋をわたり200m、3階建てのおしゃれなビル「ル・ヴァンビル」が生まれた。ここにはワインで結ばれた3つの店舗が入っている。
車道に面する1階はベーカリーショップ『ル・パン観音山』。バケットやバトンなどハード系のパンとクロワッサンが中心で、1日約40種類が店頭に並ぶ。
「ワインに合うパンがテーマです。フランスの粉、水を使い、ベテランの職人が心をこめて焼きます」とオーナーの仲澤賢一さん。ワインの名店、なかざわ酒店のオーナーでもある。
ファンの間では「ゴルゴンゾーラとくるみのフランスハチミツがけを食べながら飲むワインは格別」との声が寄せられている。
創作和食とワインを馳走 CO・JIRO
1階には創作和食の「馳走コジロウ」もある。富岡市で80年前から続く和食店の3代目、小山渉一さんの店だ。和食の職人でソムリエ、SAKEディプロマの資格を持つ小山さんは「和食と日本酒が合うのは当たり前。当店ではワインと和食の相性の良さも提案していきたい」と話す。ランチ3800円とディナー7200円のお任せコースのみ。
コースの中でも特に、白木の箱膳に入った季節のおばんざい盛り合わせは秀逸だ。8種の小皿に盛られた美しく手のこんだおばんざいはそれだけでワインがどんどん進む。
世界三大珍味を贅沢に レストランいしだ
2階はフレンチの名店「レストランいしだ」。2014年から石原町で営業しており、昨年9月、ル・ヴァンビルに移転した。
クラシックフレンチを現代風にアレンジしたのがいしだスタイル。昼は3900円のメルシーランチコース、夜は7700円から1万4,300円まで3コースを用意する。特にフォアグラ、トリュフ、キャビアのほか、オマール海老、上州牛フィレ肉のシャトーブリアンまで食べられる「世界三大珍味とオマール海老のコース」は記念日にぜひいただきたい。
「料理に合わせたワインを楽しんでいただくため、グラスワインを10種類以上取り揃えています」とオーナーシェフの石田博行さん。
ワインの楽しみ方ここから発信
3つの店舗のオーナーたちが出逢ったのは、仲澤さんが主宰するワインセミナーだった。学びを進めていくうちに意気投合。共にル・ヴァンビルに入居し、「市民の皆さんへ、ここからワインと食の楽しみ方を発信していこうということになりました」と声を揃える。ワイン好きはぜひ訪れてはいかがだろう。
ル・ヴァンビル 高崎市八千代町1-12-5
■ル・パン観音山
℡027-386-3488
8:00~15:00
15:00〜20:00
仲沢酒店で販売 火、水曜
■馳走CO-JIRO
℡027-384-3874
11:30~14:00(LO 13:00)
17:30~22:00(LO 19:30)
月曜、第2・第4火曜
■レストランいしだ
℡ 027-323-5040
11:30~14:30(LO 13:00)
18:00~22:00(LO 20:00)
木曜・臨時休業あり