2月22日から高崎タカシマヤ大黄金展 2024年02月16日号

  • URLをコピーしました!
目次

2m越えの龍がお出迎え

見るだけでもご利益がありそう…。年に一度のお楽しみ、高崎タカシマヤ「大黄金展」が2月22日から26日まで、6階催場で開かれる。黄金の置物、食器、小判、仏像仏具、おりんなど1000点以上が並ぶ。「大黄金展」担当の清宮博樹さんに話を聞いた。

16億5千万円のレリーフも

 金相場は年々、高騰している。20年前は1g 1000円台だったが、昨年12月8日の時点では1g 10900円台。なんと20年間で11倍になった。

 「コロナが流行り、各地で戦争が勃発。有事の際の金ということでしょうか」と清宮さん。また、円安が進む中、自身の財産を金で残そう、と考える人も増えている。

 大黄金展は高崎タカシマヤが12年前から、年に一度開いている恒例のイベント。「今年は高さ約2m10㎝の『黄金の辰』と、高さ約2m38㎝のレリーフ『昇龍』の2つで皆様をお出迎えします」という。

 「黄金の辰」は縁起が良い昇龍。玉を持った龍が体をうねらせるようにして立つ迫力のある置物だ。約3000枚の金箔を使っている。

 「昇龍」は24Kの金塊に龍を浮き彫りにしたレリーフ。重さは約26・5㎏で、価格はなんと16億5000万円という。ひと目見るだけで気持ちが高揚しそうだ。

日常使いでも劣化しない

 大黄金展では小さなものから大きなものまで、約1000点の商品が販売される。ひな人形や兜は、お孫さんへのプレゼントとして人気という。

 「近年、増えているのは金の小判をまとめて購入される方です。お子さんやお孫さんの学校入学、成人式、結婚式など、節目の際にさしあげると聞いています」と清宮さん。

 自分へのご褒美に、金のワインカップやぐい飲み、湯呑など食器類を購入する人もいる。特別な日の食卓を豪華に彩ってくれることだろう。

 「金は日常的に使用しても劣化したり、錆びたりしません。アルコールを入れても一切、変質しません」

 強い衝撃を受けて、へこむことはあるが、金はグラムで売買されるため、それで価値が下がることはない。飾ったり使ったりして楽しんで頂きながら、財産を残せるという点が金の大きな特長なのだ。

音色と余韻が違う「おりん」

 仏像や仏具を黄金のものに変え、先祖や残す方に思いを伝えるのもいい。仏壇の中が生まれ変わる。

 中でも、注目を集めているのが音色と余韻が違う「18金のおりん」だ。「今年は人間国宝の奥山峰石さん、上川宗照さんなど4人の作家の作品を合わせて約30点以上ご用意しました」と清宮さん。

 作家の手法によって、音の高さや深みが違えば、余韻の長さも異なる。長いものでは1分30秒ほど音色が響き続けているものもある。会場ではスタッフがおりんを鳴らし、音の聞き比べができる。

 会場には、金塊に触れるコーナーも用意される。「この重さは何グラム?」とクイズ形式になっていて親子で楽しめる。また、金製品の買取も行っている。

 ここ12、3年で地球内部の金は堀り尽くされるという説もあり、ますます金の値段は上がっていくことが予想される。大黄金展で貴重な金の魅力を知ってはいかがだろう。

高崎タカシマヤ大黄金展
⚫日時/22024年月22日㈭~26日㈪
※最終日は午後5時閉場
⚫会場/6階催場
⚫入場無料

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次