みずみずしい秋の味覚 旬を迎える榛名の梨 2026年09月04日号

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高崎市榛名地域で、今年も梨の季節を迎えている。8月中旬から10月上旬にかけて、幸水、豊水、二十世紀、南水、あきづきなど多彩な品種が次々と旬を迎え、地域の直売所に並んでいる。150年以上にわたり受け継がれてきた榛名の梨。そのおいしさや産地の歩みをたどるとともに、9月12日㈯に開かれる「第37回はるなの梨まつり」の見どころを紹介する。

目次

150年以上受け継がれる産地

 榛名地域で梨の栽培が始まったのは1868(明治元)年。富沢小平治が、現在の前橋市から数種類の苗木を取り寄せ、試しに植えたことが始まりとされている。以来、栽培技術が地域に広まり、榛名は県内を代表する梨の産地へと成長した。
 現在、榛名地域では群馬県で生産される梨の約半数を占めているという。長い年月の中で培われてきた生産者の経験や工夫が、現在の味を支えている。
 梨は一年を通して手入れが必要な果物だ。冬の枝の剪定から始まり、春には受粉や摘果、夏には日差しや病害虫への対策を続け、収穫の時を迎える。一つの実を育てるまでに重ねられる作業を知ると、旬の一玉を味わう楽しみも深まりそうだ。

品種を追って長く楽しむ

 梨の収穫は、品種を替えながら続いていく。早い時期に店頭に並ぶ幸水は、果汁が多く、甘みを感じやすい品種として知られる。続いて旬を迎える豊水は、甘みの中にほどよい酸味があり、濃厚な味わいが特徴だ。
 秋が近づくと、果実が大きく甘みのある「あきづき」や、さわやかな甘酸っぱさとみずみずしさを楽しめる二十世紀、甘みの強い南水なども並び始める。梨を選ぶ際は、形が整い、色つやがよく、手に持った時に重みを感じるものが目安となる。購入後は乾燥しないよう袋などに入れて冷蔵し、みずみずしいうちに早めに味わいたい。

直売所が並ぶ「くだもの街道」

 榛名地域の国道406号周辺は、梨や桃、プラムなどを販売する果樹園の直売所が並ぶことから「はるなくだもの街道」と呼ばれている。収穫期になると、のぼり旗や果物を並べた店先が街道を彩り、旬の味を求める人でにぎわう。
 生産者から直接購入できる直売所では、その時に食べ頃を迎えた品種や、それぞれの味の特徴を聞けるのも魅力である。家庭用から贈答用まで用途に合わせて選べるほか、農園によっては果物狩りや加工品の販売も行われている。気になる直売所を巡りながら、自分好みの梨を探すのも今の季節ならではの楽しみ方だ。

梨まつりで榛名の実りを満喫

 榛名の梨と地域の魅力を楽しめる「第37回はるなの梨まつり」が9月12日㈯、榛名文化会館エコール前庭で開かれる。
 会場では午前10時から、梨や農産物などを直売。なくなり次第終了となるため、目当ての品を求める場合は早めの来場がおすすめだ。太鼓や八木節、チアリーディングのステージも行われ、フルーツ忍者ハルナの「梨之助」も登場する。
 午前11時からは梨之助とのじゃんけん大会、正午からは梨の皮をどれだけ長く切れるかを競う皮むき大会を開催。皮むき大会の参加券50枚は、午前11時30分から本部で配布される。午後1時30分からは抽選会があり、参加券400枚を午後1時から配る。
 手作り雑貨やアクセサリーを販売する「マルシェ ハルヒロ」では、各種ワークショップも実施。輪投げ、射的、ぬりえなどが楽しめる縁日広場やキッチンカーも並び、子どもから大人まで一日楽しめる内容となっている。
 長い歴史の中で受け継がれてきた榛名の梨。みずみずしい旬の味を楽しみながら、地域の実りを支える生産者の歩みにも目を向けてみたい。

第37回 はるなの梨まつり
■ 日 時/9月12日㈯ 10時~14時 ※小雨決行
■ 会 場/榛名文化会館エコール前庭
■ 内 容/梨・農産物の直売、ステージ
      じゃんけん大会、梨の皮むき大会
      抽選会、マルシェ、縁日広場
      キッチンカー ほか
■ 駐車場/約330台
■ 主 催/はるなの梨まつり実行委員会
■ 問合せ/高崎市榛名支所産業観光課 ☎027・374・5111

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