たかさき美味めぐり Vol.56 「ビリヤニハウス」

ドリンク、サラダのついたビリヤニのセットは1,320円
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高崎で味わう「カラチ流ビリヤニ」

 メニューにはナンもカレーも並ぶ。だが、この店の一番人気はビリヤニという。パキスタンの港町、カラチ流で仕上げる一皿だ。

 ビリヤニとは、細長いバスマティライスをスパイスと肉で炊き上げる料理。こちらでは、肉で作ったカレーベースと、2~3時間水に浸してからゆでた米を何層にも重ね、ふたをして蒸し上げる。使うスパイスは10種類以上。手間をかけて重ねた分だけ、味わいに厚みが出る。

 皿が運ばれてくると、まずスパイスの強さに引き込まれる。米は日本のご飯のような粘りはなく、ぱらりと軽い。口に入れると粒がほどけ、カルダモンやクローブの風味が広がる。あとから辛味がじわりと重なり、ひと口ごとに表情が変わる。添えられたヨーグルトソースを混ぜれば酸味が加わり、濃い味がすっと整った。

 もう一品頼んだのはチキンチーズパラタ。小麦生地を薄くのばして焼く、パキスタンで土日の朝食に親しまれる平焼きパンという。表面はこんがりと焼け、外は香ばしく、中はもっちり。内側に包まれたスパイスチキンにチーズのコクが重なり、噛むほどにうま味が広がる。ビリヤニとは違う、小麦の力を感じる一皿。

 店は2025年10月にオープンした。パキスタン出身のソヘイル・サノーバルさんと息子のモハマド・ハナーヌさんが営む。「料理好きな母が、本格的で手間をかけたパキスタン料理を提供したいと始めました」と流ちょうな日本語で話すモハマドさん。ナンとカレーだけでは見えない、パキスタン料理の奥深さに触れた気がした。

チキンチーズパラタは880円
ソヘイルさん、モハマドさん親子が経営

ビリヤニハウス
住所/高崎市八幡町1068の1
電話/027・341・4767
営業/11時~15時(L・O14時30分)、17時~21時(L・O20時30分)
休日/火曜定休

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