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鳥羽周作シェフ直伝ミートソース

太くてもちもちした麺に、黒々としたミートソースを絡めていただく。うん、肉の味が強いぞ。そして口に残るこの懐かしい味わいは…。そう味噌だ。
昨年6月、柳川町にオープンしたイタリアンビストロ。オーナーの小野瀬潤さんは都内の名店「SIO」の鳥羽周作シェフの元で腕を磨いた。
「鳥羽さんからは味の構成や食材選びなどいろいろ教えてもらいましたが、一番の学びは料理に対する熱量でした」と振り返る。
店のメニューのほとんどは独自に開発したものだが、「コクうまミート」と名付けたミート
ソースだけは鳥羽シェフ直伝。
「隠し味に焦がしバターと白味噌を使っています。日本人の舌に合う接着剤として」。濃厚なソースだからこそ、太い麺でなければ対抗できない。「茹で時間の関係で、ランチは直径1・9㍉だけど、ディナーでは2・2㍉のパスタを使います」。
オマール海老のアメリケーヌラザニアもいただいた。

ラザニアといえば平打ちのパスタに挽肉のイメージがあるが、同店はオマール海老の頭から旨味を取ったソースに、魚介のラグー(煮込み)を合わせる。海の幸満載の、初めて出会うラザニアだ。
しかも食材を惜しみなく使うからこちらも味は濃厚。小野瀬シェフの料理への情熱がギュッと詰まっている感じがする。

lalu
住所/高崎市柳川町7の3
電話/027・335・9770
営業/11時30分~14時30分
17時~23時
休日/月曜