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アジアの風と色に魅せされる「アルカロカ」
アジアのリゾート地のような店内で、「色々野菜とシュリンプのグリーンThaiカレー」セットをいただいた。
まず、登場したのは涼しそうなガラスの器に入ったサラダ。グリーンの野菜類のほか、赤いビーツ、橙色のニンジン、リンゴやイチゴまで入り、ハッとするほどカラフルだ。バルサミコ酢の利いたドレッシングは爽やか。
続いて、新玉ネギと紅はるかとカボチャのポタージュ。3種の野菜が溶け込んで奥深い味わい。
ほどよくお腹が刺激されたタイミングで、主役のグリーンThaiカレーのお出ましとなった。十五穀米のご飯の上に、茹でたり焼かれたりしたさまざまな色の野菜が乗り、薄緑色のルーがかかっている。この粋な色遣いのセンス、シェフはタダモノじゃないぞ。
カレーの味は、最初は甘辛くて最後にピリッと刺激が来る。ココナッツ感が強いのも南国気分を盛り上げてくれる。
お店のオープンは2019年。オーナーシェフ、深澤信哉さんは大学でファッションとカラー、ビジネスを学び、アパレル会社に勤務。25歳でオーストラリアに渡ったのち、バックパッカーとして約1年、アジア各国を巡った。「その土地ならではの食を味わい、自分の中に蓄積していった」そう。
「飲食の世界に入ったのは26歳。遅い出発だったから人の3倍働きました」と笑う。ディナーは予約制でコース料理もいただけるという。どんな驚きがあるのだろう。ぜひ夜にも伺ってみたい。
アルカロカ
住所/高崎市筑縄町10-24
電話/027・384・4358
営業/11時半~15時(L・O14時) 18時~22時(L・O21時) 夜、水・金・土
※コースのみ要予約
休日/木曜、第一・第三水曜