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野菜が主役の創作フレンチ「TABLO」
「これはアートだ」、一皿一皿に心の中で歓声を上げる…。2860円のシェフのおまかせランチをいただいた。メニューを見たら、前菜、メイン、デザートの3品立て。「足りるかな?」、一瞬思ったが杞憂だった。
1皿のボリュームはたっぷりだし、使用する食材の種類も、調理法も、見た目の美しさも凝りに凝っていて、満足度が半端ない。
前菜からして初めて見る料理だった。ノルウェーサーモンのマリネと野菜のガレット。そば粉を使ったクレープ「ガレット」の上に5種類の野菜とトロリとした食感のサーモンが乗っている。ココナッツ風味のグリーンカレーソースが暑い夏にぴったりだ。
メインは県産銘柄豚のグリエ赤ワインのソース。厚切りの豚肉は芳ばしく、中央部分は美しいロゼ色。とにかく柔らかくてフォークが進むこと。付け合わせには枝豆や大根のブイヨン煮、ラタトゥユなど野菜がたっぷりなのもうれしい。
「高崎や藤岡、上野村など7~8軒の農家さんと直接取引しています。作り手によって野菜の味がまったく違う。人柄が出るんです」とオーナーシェフの山崎努さん。気に入った野菜を主役にしてコースを組み立てるのだという。
デザートはバスクチーズケーキ。ミントを使った青いソースやベリーの赤が散りばめられていて、斬新な絵画のよう。食べてみると、チーズが口の中でホロリととろける。
5月にオープンしたばかりの真新しい店内は、カウンター8席、テーブル4席のみ。感動に出会うのに、予約は必須だ。
TABLO
住所/高崎市柳川町7の3勅使川原ビル1階東
電話/080-2235-8937
営業/
昼12時~15時(L.O13時30分)
夜18時~22時 (L.O 21時)※夜は要予約
休日/日・月曜