2023年8月28日 高崎おかみさん会主催
創立20周年記念 ジャズコンサート、2年経て開催へ
毎年8月、ジャズコンサートを開催してきた高崎おかみさん会(深澤るみ会長)。2021年に20周年を迎えた同会だが、その年のコンサートはコロナの影響で見送られた。2年の時を経て今年、20周年記念コンサートを開催。同会の節目となる特別なコンサートと、同会の活動を聞いた。
異国情緒たっぷり 米国出身のアーティスト
「いつもの夏が2年ぶりに戻ってきました」と、高崎おかみさん会の深澤るみ会長は声を弾ませる。
創立以来、毎年8月にジャズコンサート開催。創立20周年を迎えた2021年は、コロナの影響でやむを得ず中止。今年「20周年記念」を冠に据えたジャズコンサートを開催する。
目玉は、なんといってもアーティストだ。トリオを率いるジーン・ジャクソンは、かつてハービー・ハンコックのトリオやカルテットに名を連ねた凄腕ドラマー。ピアノは世界中から注目を集めるデヴィッド・ブライアント、ベースは日本のアーティストとの共演も多いパット・グリンが務める。ボーカルは、豊かな表現力で知られるクリシー・ザールボーン。豪華アーティストによる一夜限りの夢の共演だ。
メンバーは全員がアメリカ出身。本場のジャズミュージシャンが繰り広げる非日常的な世界に胸が高鳴る。ソロで演奏する見せ場も用意。深澤会長は「音色そのものもたっぷりと楽しんでほしい」と話す。演奏する曲目は、当日のお楽しみ。アーティストの表情や指使いも間近で見られ、忘れられないひとときになるだろう。
地元の素材を使ったフルコースのディナーに舌鼓
コンサート前にディナーがいただけるのも魅力。前菜・スープ・魚料理・肉料理・デザートのフルコースで、高崎をはじめとする群馬県産の素材をふんだんに使用。シェフが工夫を凝らした、見た目にも美しく、口にして感動の逸品がそろう。
「ディナーを堪能した後に生の演奏が聞けて大満足」と、毎回訪れるファンも多い。一方、ディナーがあることでジャズ初心者や、おひとり様も参加しやすい雰囲気。フリードリンクでアルコールも用意されているため「いつもとは違った暑気払いに」と申し込むグループもある。
この機会に本場のジャズと地域の恵みを生かした美食を体験したい。
勇気・やる気・元気がモットー 高崎おかみさん会
高崎おかみさん会は、2001年に誕生した。会員は、高崎市内で店舗を経営したり、会社の管理職についたりしている40代~80代までの女性25人。高崎が元気で魅力的な街になることを目指し、女性の視点で考えた活動を展開している。
定期的に開く勉強会やイベントのほか、高崎や群馬県産の食材を使ったお弁当をプロデュース。高崎ならではの手土産を作ろうと「高崎ジュレ」を開発し、高崎髙島屋と協力して、バレンタインのチョコを企画販売した。
まちづくりの一環として創立時から毎月第4日曜日に、もてなし広場で開かれている「人情市」に参加。先月はJAたかさきとのコラボで、規格外の野菜を販売した。開始前からお客さまが列をなし、ミニトマトやインゲンなどの旬の野菜は早々に完売した。今月は、プラムやスイカなど果物が多く並ぶ予定という。
高崎おかみさん会のモットーは「勇気・やる気・元気」。志に共感し、人の輪を広げて成長し続けたいという仲間を募集中と言う。興味のある人は事務局へ。