“三重奏”で高崎駅西口に賑わい
6年目を迎える高崎駅西口3店合同大抽選会。2店舗以上まわり、それぞれ税込1,000円以上の買い物をすると抽選に参加できる。3つの大型商業施設が連携してイベントを行うのは全国的にも珍しい試みだ。その背景にはどんな想いがあるのか…。3店の担当者に話を聞いた。
普段とは違う店で新たな発見を
駅と商業施設をつなぐペデストリアンデッキが完成し、高崎オーパが開店した2017年に合同大抽選会は始まった。「高崎駅周辺にたくさんの方にお越しいただき、3店をまわりながら買い物を楽しんでほしい」とタッグを組んだ。
3店の客層は異なっている。「オーパのお客様は10代の方が多い。でも若い方だけのビルではありません。ほかの世代のお客様へもお買い物を楽しんでいただけるショップもたくさんあります」と高崎オーパの藤田昌生さん。働く女性の多い高崎モントレーや40代以降に支持されている高崎タカシマヤも同様だ。3店はそれぞれのお客様が抽選会をきっかけに普段とは違う店を訪れ、新たな発見をしてほしいという想いもある。
「3店それぞれ、新しいショップのオープンや催事開催などで活気づいています。それらを楽しみつつ、抽選会に参加していただければ」と高崎モントレーの加島楓さん。さらに、「iPadを使ったデジタルの抽選は画期的です。夕方からは西口を彩る光のページェントもご覧いただけます」と高崎タカシマヤの馬橋光夫さんは話す。
西口で働く仲間として強い絆生まれる
大抽選会の準備は8月から始まった。「3店の担当者が勢ぞろいして2度会議を行い、その後は頻繁にメールで連絡を取り合っています。イベントがなければこんなつながりは生まれなかった。店舗こそ違いますが、西口で働く仲間という意識が強くなりました」と馬橋さん。
ポスターやチラシも工夫した。「駅に降りたお客様の目に留まるよう、デザインや色を3社でとことん考え、こだわって作り上げました」と藤田さん。また「毎年、恒例のイベントだけに、少しずつ変化をつけてアップデートしていくことに力を注いだ」(加島さん)という。
豪華な景品も見逃せない。特賞は3店共通商品券1万円分が9本。A賞は3千円分30本、B賞は1千円分90本、C賞は500円分600本。
ほかに各店賞として、高崎モントレーは9月8日にオープンした久世福商店の人気商品詰め合わせ、高崎オーパは高崎じまんのお米とふりかけセット、高崎タカシマヤはロクシタンのハンドクリームとシャワージェルのセットをそれぞれ10本用意する。
3店が力を合わせて開催する大抽選会。ショッピングと運試しを同時に楽しんではいかがだろう。
モントレー、オーパ、タカシマヤ合同大抽選会は、2023年10月28日・29日に開催されました。