生まれ変わる スズラン高崎店 どんな店舗になるの?
市街地再開発に伴い、高崎中部名店街(さやもーる)沿いに、2月29日、新築オープンするスズラン高崎店。館内はどんな売り場構成になるの? これまでと異なるサービスは? 営業部販売促進課主任の高栁静香さんに聞いた。
北野エース、新潟海宝丸が初出店 群馬の美味しいもののコーナーも
1月末に閉店した旧店舗は地上8階建て、地下2階建て。創業56年と半世紀以上、地元の人々に親しまれてきた。
新店舗はその隣りに建てられ、現在、着々と内装工事が進んでいる。ガラスを効果的に使った近未来的なイメージで地上4階建て。スズラン高崎店は1階から3階で店舗展開する。
4階には糸井ホールディングスが営業するサウナを中心とした施設が入居する。旧店舗の跡地はマンションになる予定だ。「新店舗のワンフロアは旧店舗の約半分の広さ。コンパクトに、より厳選した良いものだけを揃えます」と高栁さんは話す。
1階は食品フロア。首都圏を中心に展開する個性派スーパー「北野エース」と鮮魚専門店「新潟海宝丸」が初入店する。野菜は旧店舗同様、「九州屋」が担当し、新鮮でクオリティーの高い商品を提供する。
おもしろい試みとしては、群馬の美味しいものを集めた「スズランマルシェ」コーナーだ。「地場の新鮮野菜や群馬でしか手に入らないスイーツなどを揃えます。県外の方がいらしても満足のいくラインナップにします」という。
レディースの靴とバッグに力を入れる
2階はファッショングッズのフロア。特に靴とバッグに力を入れる。「旧店舗でも靴とバッグの人気が高かった。その強みをより一層伸ばしていきます」。新規の魅力的なブランドも仲間入りする予定という。
3階はファッション・リビングのフロアとなる。「40代から60代の女性をターゲットに、高品質で流行を捉えた洋服を取り揃えます」と高栁さん。
リビングコーナーではキッチン用品のラインナップを充実させ、タオルやふとんなどの日用品も揃える。
20時まで営業の食品フロア パーク500との接続も良好に
地元と共存する百貨店としても期待されているスズラン高崎店。新店舗の正面玄関にはひさしを設けた空間が広がる。この空間を効果的に使い、まちの賑わいにひと役買うという。「季節に合わせた装飾をしたり、お客様が集えるイベントも計画中です」という。
営業時間も変わる。2階、3階は従来と同様に10時から19時だが、1階の食品フロアは20時まで延長となる。「仕事終わりに食料品を買いに行きたいというお客様の声を反映しました」と高栁さん。
また、駐車場の便が良くなるのも高ポイント。新店舗のすべての階が、隣接するパーク500とつながる作りになっている。
新たな時代の百貨店としてスタートを切るスズラン高崎店。2月29日の開店が楽しみだ。
スズラン高崎店
住 所:高崎市鞘町1の1
電 話:027・326・1111
営業時間:10時~19時(1階は~20時)
定休日 :火曜(毎月最終火曜は営業)※3月は無休