すごいゾ!古墳 第73回 足門寺屋敷古墳群

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旧群馬町エリアを巡る 住宅地に佇む足門寺屋敷古墳群

足門寺屋敷古墳群

 旧群馬町エリアの古墳散策は続く。榛名山東南麓の染谷川上流域には、かつて一大古墳群が存在していた。前回紹介した金古如来古墳群から、染谷川を挟んだ対岸に位置するのが足門寺屋敷古墳群だ。以前は県道前橋箕郷線付近から南下して群馬体育館あたりまで広く分布していたが、その多くは消滅し、現在残されているのはわずか3基の円墳のみ。足門団地内に小さな公園として保存されている。

 足門寺屋敷古墳群は高崎市の指定史跡である。現存する3基の古墳は寺屋敷d号墳、f号墳、g号墳と呼ばれている。なかでもわりと簡単に見つかるのが、公園らしいたたずまいのd号墳。カーブする道路に沿ってフェンスで囲われた敷地内に、墳丘の緩やかな高まりが広がり、説明板も立っていた。いずれも発掘調査はされていないが、内部に横穴式石室を有する古墳時代終末期(7世紀代)の築造と推定される、と記されている。これらは高崎市北部に残された数少ない古墳として貴重な存在とのこと。説明板には古墳分布図も掲示されているから、この図を頼りに残りの2基を探してみよう。

 g号墳はブロック積みの高台の上に所在する。目線を上げないとうっかり見逃してしまう。小ぶりな墳丘に立つ1本の樹木が目印だ。すぐ横には古墳と共存しているかのように家が建っている。残るf号墳も高台に位置する。3基の中では最も大きそうだ。聞くところによると、墳丘には盗掘らしき跡があり、墳頂部分がへこんでいて石が露出しているという。いずれもひっそりと住宅地に溶け込んでいるため、見つけるのが難しい。体育館の駐車場に車を置いて徒歩で散策することをお勧めする。

◎所在地 高崎市足門町 1417の18・39・59
◎取材協力 高崎市教育委員会 事務局 文化財保護課

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