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痺れる辛さを楽しもう

「妻の実家が中国・重慶市で屋台をやっているんです。その味を群馬で再現しました」とオーナーの王宝強さん。創業は2011年。根強いファンを持つ四川料理店だ。
看板メニューは麻婆豆腐。マック食品(前橋市)の柔らかい絹ごし豆腐を使用し、唐辛子と山椒、ラー油、豆鼓などで煮込んである。一見するとそれほど辛そうではないが、ひと口食べると、痺れと辛さが同時にやってくる。それでいてあと味は爽やか。山椒が良い仕事をしている証拠だ。コクがあるのは牛の挽肉を加えているため。
「日本人の味覚に合わせて、本場より辛さは控えめなんですよ」と王さんの言葉にビックリ。白いご飯にかけるとたまらなく美味しくて、箸が止まらない。これは癖になりそう。
中国・重慶市の名物「麻辣タンメン」もいただいた。赤いスープに細麺、トッピングは小松菜とネギだけとシンプル。
当然、辛いのだが、先ほどの麻婆豆腐で舌が慣れたのだろう。スープの旨味をしっかりと感じる。
豚骨をベースに鶏ガラを加え、グツグツ煮立てないよう静かに火を通して出来上がった透明なスープ。最後の一滴まで飲み干した。
メニューを見るとほかにも、本格四川料理が数多く並ぶ。水煮牛肉や唐辛子の漬け物「泡椒」を使った炒め物など、他店では目にしない料理も。これは試してみるしかない。再訪決定だ。


四川料理 江湖
住所/高崎市倉賀野町5394の1
電話/027・346・8658
営業/11時~15時、17時~23時
休日/火曜(祝日の場合は営業)